フリーランスのエンジニアとして独立した場合、厳しく管理しなければならない項目の一つが時間の使い方です。誰からも進捗を監視されない自由さがある反面、すべての作業計画を自ら組み立て納期遵守を達成する責任があります。エンジニアとして高い技術力があっても、期日に成果物を納品できなければ一瞬で信頼を失うものです。一回の遅延が、その後の契約に影を落とすことも少なくありません。仕事の成否は、机に向かう時間配分にかかっていると言えます。
スケジュールを破綻させない第一歩は、仕事を請け負った直後にタスク分割を徹底することです。一つの大きな開発業務を、数時間単位あるいは数日単位で完了する小さな作業要素にまで分解しましょう。こうして細分化することで、各工程に必要な時間の見積もりがより精緻になり、遅れの兆候にも早い段階で気づけます。また、実装の難易度が高い機能や、未経験の技術が含まれる部分には、あらかじめ十分なバッファ期間を設定しておく慎重さも求められるでしょう。
さらに、日々の稼働時間を詳細に記録し、自分の実際の作業ペースを客観的に把握することも効果的です。人間は自分の能力を過大評価しやすく、理想的なスケジュールを立ててしまいがちですが、実際には予期せぬエラーの発生や体調変化によって遅延が発生します。そうした不確定要素を最初から織り込んだうえで、無理のない進行計画を立てる冷静さが不可欠です。日頃から時間の使い方に問題がないかを振り返り、スケジュールの管理方法を少しずつブラッシュアップしていきましょう。
フルスクラッチな自分 円滑な開発を進めるための時間管理術